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第11章 真っ白な青春のままで…(ソラ目線)

どんな顔をしているのか一旦唇を離して風子と目を合わせてみる。


「ううっ……、寂しかった…です……」


その言葉が聞きたくて言わせてみたかっただけなのに、性欲をそそるような潤んだ瞳を俺に向けて答えた。

こういうところが小悪魔だ。


風子の魅力は体だけでなく、この色っぽい表情も見せるところ。


他の男の前でやっていたのなら相手の心を掴んでしまう可能性もゼロではない。間違いなく襲うだろう。



「ちゃんと言うことができて偉いね。寂しい思いをさせてしまった分、今晩はいっぱい可愛がるから……」


「ソラ先輩……」


呼ばれた時には風子の温もりに触れたい欲求が限界だった。


キスをしてから下唇を挟むと、恥じらいを含んだように弱々しく真似をされた。


それで火がついてしまって理性を忘れて彼女のことを求めてしまう。