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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



「女の子って恋バナが好きだよねー。って、風子ちゃんのことは女に見れないから話してもいいかー」


「何それ。別に大地くんに女として見られなくてもいいけど」


「そうだよね。風子ちゃんはソラくんにだけ女に見られていればいいと思う。
ボクがお姉ちゃんのことを好きだなって思ったのは結構前からだったんだよねー……」


再び頬杖をついた大地くんは店の外を眺めながら、今まで私に話さなかった小さい頃のことを語り出した。



*  *  * 


小学生の頃から忙しい両親の代わりに宿題を見てくれたり、迎えに来てくれていた四つ年上の大地くんのお姉さん。


彼女のことが好きだと気づいたのは小学六年生の頃で中学生になった時には意識して目も合わせられなかったみたいだった。


「大地、どうしたの。体育館で履く運動靴がいつもより泥だらけになってない?今日も学校でいじめられたの?」


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