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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



エッチな事さえも知らなさそうだと思っていたお姉さんが男の手によってどんどん性的に乱れていく。


男に縋っている淫らな姿を見て興奮しつつも、何とも言えない悔しい気持ちが芽生えてくる。

グッと強く握りこぶしを作った手には汗が滲んでいた。


大地くんはその状況が脳内で何度も思い出してしまうほど強く印象に残ったようだった。



それからセックスをしているところを見てしまったことを隠してお姉さんと気まずい時を何日か過ごす羽目になる。


ドアの向こうにいたのがバレていなかったのか、話しにくいのか分からないけどお姉さんも大地くんに男とのことは何も話さなかった。


ある日の夕方。いつも明るくて元気なお姉さんが珍しく家に早く帰って来て、晩御飯の時間が過ぎてもひとりで部屋にこもっていた。


両親の帰りは今日も遅くて広い家に二人きり。心配になった大地くんはその様子を見に行く。

すると、部屋は真っ暗でお姉さんはベッドの上に置いてある枕に顔を伏せていて泣いていたようだった。



「お姉ちゃん……。どうしたの……?」


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