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キミを愛シテ溺れてる
第2章 処女ヲ捧げた時

「今日は忙しかったね。乙羽さんのおかげで助かったよ」

「いえいえ、生徒会長の手伝いができて光栄です。残りは明日やればいいですよね」

「――――オイ、風子」


「颯太!?」

部活を終えてソラ先輩と一緒に帰ろうと学校を出た時、校門付近で颯太が待っていた。

今度一緒に帰ろうとは話していたものの、本当にそうなるとは予想外。

きっと、颯太は思い立ったら行動する人なんだろう。


「帰るぞ。……なんだ塑羅緒も一緒か」


「知り合いなんですか?」

どうして颯太が名前を知っているのかソラ先輩に問うと驚いた顔をしており、さっきまでしていた笑顔が消えていた。

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