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キミを愛シテ溺れてる
第2章 処女ヲ捧げた時

「……従兄弟だよ」

だから颯太を初めて見た気がしなかったんだ。

どこか似ているようで、似ていないけど……。


「ほら!さっさと帰るぞ」

「えっ……。ちょっと待って」

颯太に手を引かれて連れ出されそうになった私はソラ先輩の腕を引いた。

「せっかくだし、三人で帰りましょう。血が繋がってるから二人は仲良しなんですよね?私は二人の話を聞いてますから」


「…………」

「そんなに3Pがしたいのか。おまえは変態だな」

「さんぴー?ゲームのこと?」


「三人でヤることだ」

「乙羽さんに変なこと教えるなよ」


「とにかく、今日は風子と二人っきりで話したいことがあるから塑羅緒はなしだ。それとも昨日言ってたことを教えてもいいのか?」

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