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ずっと傍に……
第37章 時の流れ…
ずっとわだかまりがあった志保さんとも、初めの頃が嘘のように色々と話すことができた。
お互いに当時の事を謝り許し合い、本当の家族の様に近づけた。
「志保さん…これからは友也共々家族としてよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくね」
志保さんと手を取り合えば、その上に大地くんと友也の手が重なった。
「友紀也さんもほっとしてるな」
大地くんの言葉に友紀也の写真を見れば、いつも以上に微笑んでいる様に見えた。
気のせいだろうか…
いや…
きっと喜んでくれているはずだ。
私と志保さんが仲直りをして、これから家族として過ごしていく未来を、友紀也は微笑みながら『よかったですね』と言っているに違いない。
だって、現に聞こえたから…
友紀也の小さな小さな声で…
『陽葵…良かったですね…』
と…
お互いに当時の事を謝り許し合い、本当の家族の様に近づけた。
「志保さん…これからは友也共々家族としてよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくね」
志保さんと手を取り合えば、その上に大地くんと友也の手が重なった。
「友紀也さんもほっとしてるな」
大地くんの言葉に友紀也の写真を見れば、いつも以上に微笑んでいる様に見えた。
気のせいだろうか…
いや…
きっと喜んでくれているはずだ。
私と志保さんが仲直りをして、これから家族として過ごしていく未来を、友紀也は微笑みながら『よかったですね』と言っているに違いない。
だって、現に聞こえたから…
友紀也の小さな小さな声で…
『陽葵…良かったですね…』
と…