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ずっと傍に……
第40章 エピローグ
一目惚れ…でした。
見た瞬間に心を鷲掴みにされて、心臓が壊れてしまうんじゃないかと思うほどドキドキしました。
それと同時に懐かしさを感じたのはなぜでしょう。
ですが僕は教師でキミは生徒…
好きになっても手を出せる相手ではなかった。
分かっていても、僕は目を奪われ、心まで奪われた。
それは、桜が満開に咲き誇る頃。
僕が、この高校に赴任してきた日。
彼女はまだ17歳の高校生だった。
「先生はお化けとか宇宙人とか信じますか?」
ある授業の時、誰かが手をあげて質問する。
お化けや宇宙人は正直信じてはいない。
だけど、奇跡だけは信じている。
科学の専門の僕が非化学的な事を信じるのはおかしいのかもしれないが…昔から奇跡だけは信じていた。
そしてそれは彼女に起きるのだと確証もしていた。
その奇跡が何かは分からない。
だけど、その奇跡が彼女を救うと…僕は信じている…
いや…知っている…
「お化けに宇宙人ですか?…僕は信じますよ。目に見えるものだけが真実ではありません。…全てを我々が理解していると思うのは我々の驕りであり傲慢な考え。この世にはまだまだ未知数な、普通では考えられないようなことがたくさんあります。これから先、キミたちは色々な不思議なことに遭遇するでしょう。その時は『あり得ない』ではなく、それを受け止めて欲しいと思います。そこから未来は広がっていくのだと知っていて欲しいと思います」
この言葉を忘れないでください。
きっと…
きっと、キミの上に奇跡は降り注ぎますから…
忘れないで…陽葵…
fin.
見た瞬間に心を鷲掴みにされて、心臓が壊れてしまうんじゃないかと思うほどドキドキしました。
それと同時に懐かしさを感じたのはなぜでしょう。
ですが僕は教師でキミは生徒…
好きになっても手を出せる相手ではなかった。
分かっていても、僕は目を奪われ、心まで奪われた。
それは、桜が満開に咲き誇る頃。
僕が、この高校に赴任してきた日。
彼女はまだ17歳の高校生だった。
「先生はお化けとか宇宙人とか信じますか?」
ある授業の時、誰かが手をあげて質問する。
お化けや宇宙人は正直信じてはいない。
だけど、奇跡だけは信じている。
科学の専門の僕が非化学的な事を信じるのはおかしいのかもしれないが…昔から奇跡だけは信じていた。
そしてそれは彼女に起きるのだと確証もしていた。
その奇跡が何かは分からない。
だけど、その奇跡が彼女を救うと…僕は信じている…
いや…知っている…
「お化けに宇宙人ですか?…僕は信じますよ。目に見えるものだけが真実ではありません。…全てを我々が理解していると思うのは我々の驕りであり傲慢な考え。この世にはまだまだ未知数な、普通では考えられないようなことがたくさんあります。これから先、キミたちは色々な不思議なことに遭遇するでしょう。その時は『あり得ない』ではなく、それを受け止めて欲しいと思います。そこから未来は広がっていくのだと知っていて欲しいと思います」
この言葉を忘れないでください。
きっと…
きっと、キミの上に奇跡は降り注ぎますから…
忘れないで…陽葵…
fin.