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第44章 愛情は変わらない…

中学生になった頃、父の日を前に作文を書くことになった。
中学生になっても作文かよと真剣に取り組まず、父親代わりの恭平たちの事を書いた。

『俺には血のつながった父親はいない。
だけど、父親代わりの人が3人もいる。
それは母さんの大切な知人と叔父さんで、俺が生まれてから父親の様に見守ってくれている。
イベントがあるたびに家に集まり、 そのイベントも年を追うごとに増えていく。
だから寂しいと思った事もない。
世の中には色々な家族の形があると思うしあってもいいと思う。
血のつながりを大事にするのは当たり前だけど、血のつながりより強い絆も確かに存在すると、父親代わりの3人に教わった。
だから、父親の日に書く作文は、俺を見守ってくれている3人に送りたいと思った」

そんな感じの作文を書いて、みんなの前で発表した。