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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
「竹猿のことは気にしないでいいから……う~ん…自分でも分からなくなってきた…」
ははははっと笑う友紀也も少し酔っているようで、まぁ、今日は許してくださいと私の手を引いて友紀也の腕の中にすっぽりと包まれた。
直海さんが用意してくれていたのかストールごと包まれて暖かい。
「冷たくなってる…気がつかなくてごめんね」
「大丈夫…それより…竹猿さんって笑い上戸なんですね」
いつまでたっても笑いがおさまらない竹猿さんのことを聞くと、友紀也と直海さんがプッと噴出して笑った。
「陽葵ちゃんまで俺のこと竹猿って…俺泣いちゃうよ」
竹猿さんは直海さんの腰に腕を回してぐりぐりと甘えだした。
今度は甘えモード???
「陽葵…竹猿はあだ名で本名は竹吉博(ひろし)。小さい頃はチョコマカと動くから竹猿ってあだ名がついたんだよ。本人は気に入ってないみたいだけど、今更ね…」
「名前で呼ばれてるところ見たことないね」
ふたりは面白がってクスクス笑ってるけど、私は恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いた。
そんな時にバンバンと音が鳴り響いた。
「始まるみたいだよ。」
友紀也は私の身体を引き付けて、私は寄りかかるようにして夜空を見上げた。
ははははっと笑う友紀也も少し酔っているようで、まぁ、今日は許してくださいと私の手を引いて友紀也の腕の中にすっぽりと包まれた。
直海さんが用意してくれていたのかストールごと包まれて暖かい。
「冷たくなってる…気がつかなくてごめんね」
「大丈夫…それより…竹猿さんって笑い上戸なんですね」
いつまでたっても笑いがおさまらない竹猿さんのことを聞くと、友紀也と直海さんがプッと噴出して笑った。
「陽葵ちゃんまで俺のこと竹猿って…俺泣いちゃうよ」
竹猿さんは直海さんの腰に腕を回してぐりぐりと甘えだした。
今度は甘えモード???
「陽葵…竹猿はあだ名で本名は竹吉博(ひろし)。小さい頃はチョコマカと動くから竹猿ってあだ名がついたんだよ。本人は気に入ってないみたいだけど、今更ね…」
「名前で呼ばれてるところ見たことないね」
ふたりは面白がってクスクス笑ってるけど、私は恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いた。
そんな時にバンバンと音が鳴り響いた。
「始まるみたいだよ。」
友紀也は私の身体を引き付けて、私は寄りかかるようにして夜空を見上げた。