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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…

「…嫌われて…なかった?」

「ああ…嫌われていないよ。今でも友紀也の心の中にはキミがいる。いつも泣いていないか心配していたよ」

「じゃあ、どうして!!」

その言葉に、学先生は穏やかに、そして静かに笑った。

「友紀也の…優しさかな…友紀也も相当悩んでいたよ。どうすることがキミにとっていいことなのか…ずっと悩んでいた。そして友紀也が決めたことは、今、キミから離れる事…」

「今?」

「そう、今…。…元気なうちに別れた方がキミの心に傷が残らないと思って決めたことなんだよ。それは生半可な事じゃない。…それは分かってあげてほしい」

学先生が話す言葉に言いようのない不安が込み上げてくる。
学先生の言葉は嫌な予感しかしない。

「治る見込みがあるのなら…友紀也もこんな選択はしなかった思うよ。」

学先生の言葉に耳を疑った。
治る見込みがないって…
治らない病気って…

「友紀也のっ…病名って…」

声が震えているのが自分でも分かる。
病名を聞くのさえ怖い。
だけど私は知りたかった。
友紀也が何を思い何を感じ、私と別れる覚悟をしたのかを…
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