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ずっと傍に……
第23章 最良の日…
「陽葵…気持ちいいですか?」
耳元で囁かれ、言葉にできない私は何度も何度も頷いて、友紀也にしがみつく。
「もう一度イキましょうか…」
「ア゛――――ッ!!!」
言い終える前に、友紀也の指の動きが早くなる。
それは私をイカせようとする動きで、一気に昇りつめイッた。
友紀也の指の動きが止まると、身体がベッドに沈みしっとりと汗をかいているのが分かる。
それとは正反対に冷静な友紀也が私を見下ろしていた。
「久しぶりでしたか?家にあるおもちゃでは遊んでいなかったんですね」
クスクス笑いながら言うおもちゃとは、ローターの事。
以前使ったものより小さいモノを買ってもらって一度も使ったことはなかった。
一緒に住んでいる時は必要なかったし、友紀也が入院している時は実家に帰ることが多くて使う機会もなかった。
「これからは遊んでください。買った意味がないですからね」
意地悪モードの友紀也はまだまだ意地悪ばかりだ。
「今日は意地悪しちゃダメ…新婚さんだよ?」
少し甘えた感じで言うと、友紀也はフッと笑って触れるだけのキスをする。