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もう私、生徒じゃない
第1章 一目惚れかもしれない
咄嗟に「すみません」とだけ発して
本をリュックにしまう。
するとホワイトボードに近い席の男子が
ちょうど自己紹介を始めるところだった。
改めて謝るために振り返って
ほんの一瞬、固まった。
そこにいたのは高橋先生だった。
気だるげな感じは変わらずあるものの
先程よりは少し楽しそうにしている。
…気がする。
少しの間見惚れてしまったが
ハッとして「すみませんでした」と発する。
視線が重なってゆったりと先生が頷く。
そして先生はサッと視線を前に移した。
それに導かれるように私も前を向く。
自己紹介は3人目に突入していた。
本をリュックにしまう。
するとホワイトボードに近い席の男子が
ちょうど自己紹介を始めるところだった。
改めて謝るために振り返って
ほんの一瞬、固まった。
そこにいたのは高橋先生だった。
気だるげな感じは変わらずあるものの
先程よりは少し楽しそうにしている。
…気がする。
少しの間見惚れてしまったが
ハッとして「すみませんでした」と発する。
視線が重なってゆったりと先生が頷く。
そして先生はサッと視線を前に移した。
それに導かれるように私も前を向く。
自己紹介は3人目に突入していた。