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もう私、生徒じゃない
第8章 知らない場所で
扉が閉まるとその音に
また震える彼女がいた。
「怖かっただろう、もう大丈夫だ」
と抱きしめたくなるが、なんとか抑える。
今の彼女には逆効果だろう。
入り口でしばらく手を繋いだまま突っ立っていたが、
彼女の震えが落ち着いてきた頃を見計らって
手を引いてソファーまで誘導した。
俺はベッドに腰掛ける。
「何があったか、俺からは聞かない。
でも、俺は君の力になりたいと思ってる。
話せそうだったら話して欲しい。」
必死に頭を使って
彼女を傷つけない言葉を選んだつもりだ。
俺は彼女の言葉を待った。
すると彼女は事の成り行きを
俺に説明してくれた。
また震える彼女がいた。
「怖かっただろう、もう大丈夫だ」
と抱きしめたくなるが、なんとか抑える。
今の彼女には逆効果だろう。
入り口でしばらく手を繋いだまま突っ立っていたが、
彼女の震えが落ち着いてきた頃を見計らって
手を引いてソファーまで誘導した。
俺はベッドに腰掛ける。
「何があったか、俺からは聞かない。
でも、俺は君の力になりたいと思ってる。
話せそうだったら話して欲しい。」
必死に頭を使って
彼女を傷つけない言葉を選んだつもりだ。
俺は彼女の言葉を待った。
すると彼女は事の成り行きを
俺に説明してくれた。