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ひとりエッチ
第1章 ノーマル
洗い物をしていると主人が背後から抱きしめてきた。

「ちょっと邪魔しないでよ〜」
左手に持ったヌルヌルのコップを危うく落としそうになって少しイラッとした。主人の逞しい腕に包まれるあたたかさにその感情はすぐに消え失せた。

主人は私よりも2つ年上の32歳、会社員。
もっぱらデスクワークなのだが
「包容力はあるんだよね〜」
「ん?俺結構筋肉ついた?」
最近主人は何故か筋トレにはまっている。家の中で腹筋や腕立て伏せをする姿をよく見るからだ。

「ところでさぁ、今日しない?」

主人が私の耳たぶをハムハムしながらそう言ってきた。

「ちょっ、やめてよ、ナツにみられたらどうすんの!」

ナツは私たちの5歳の息子だ。
さっきまで電車のおもちゃで遊んでた音が静かだ。

「だいじょうぶ!だって、ナツもう寝かせたもん」

「あ、そうなんだ、ありがと」

いつもは私がしているそれを主人がするってことはつまり、誘われてるわけで。

脇のあたりからエプロンの隙間に両手を突っ込んでブラと薄手のセーターごしに胸を鷲掴みにされた。


「ちょっ…や、やめてったら!」

「相変わらずちっぱいだなぁ」

ちっぱいとは小さいおっぱいのことらしい。
もう何回も言われ慣れてるのでまともに怒る気にもならない。

「テクニシャンに揉まれたら大きくなるんだけどなぁ〜」
からかい気味にちょっと嫌味を言う。

思いっきりおっぱいをギュッと握られて呼吸が乱れた。ちっぱいでもそれは少し痛い。セーターもたくし上げられそうになったので脇に力を入れて阻止した。

「はいはい、もー洗い物終わったら行くから先にお風呂に行ってて!」

「はいは〜い」

そう言って主人はお風呂場に向かった。

思いっきりズレたブラの位置をなおしながら優子は思った。
あんま性欲ないんだけどな。。。相手するか。

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