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舞い散る花びら 
第2章 調教の日々の始まりー身体検査ー
カラン ウィスキーグラスの中で丸くカットされた氷が揺れて音をたてた。

さくらが去った後の理事長室では理事長、学院長、浅井教授がウィスキーを飲んでいた。
さくらに奴隷誓約書を読ませることに成功した祝杯といったところだ。


「しかし、やはり氷川くんは気が利きますな。 緊張して喉が渇いている
だろうとさくらにアイスティーを出すあたりはさすがだ。
ごくごく飲むものだから、余計にこっそり混ぜておいた催淫薬を思っていた以上に
飲んでくれて。」

と学院長が満足気な笑みを浮かべながら言った。

さくらが出された理事長おすすめのアールグレーティーには微量の催淫薬が
入れられていたのである。
ごく微量なのでめまいや動悸と判断力の低下、そして少しの媚薬のような作用がある程度だ。


「さて、明日からどのようにあの美しいお人形を調教していきますか」
と浅井教授が楽しそうに言った。

「まずは浅井君、研究室での勤務が終わったら、ここに来るようにメールを入れておいて
くれないかね。裏口から来るようにと。」
と理事長が言った。


「はい。承知しました。」と浅井教授は言い、さっそくさくらの携帯に


『明日いつも通り研究室に来ること。
勤務が終わったら5時に裏口のエレベーターから理事長室に来なさい。』 

とメールを送った。



一方さくらは催淫薬がまだ少し残っているためめまいがするが
自分の飲み物に薬を入れられていたことなど知る由もなく、ショックのあまり
めまいがするのだと思っていた。
氷川に住んでいるアパートまで送られたものの、部屋に入ると
ベッドの上に崩れるように座り呆然としていた。
自分の身に起きたことが到底現実と思えず、信じられなかった。

(嘘よ。こんなこと・・・何かの間違いなんだわ・・)
そう自分に言い聞かせていると、ピロ~ンと携帯の着信音が鳴った。

メールは浅井教授からのものだった。
明日いつも通りに研究室に来ることと、5時にまた理事長室に来るようにという内容だ。


思わずさくらは衝動的に持っていたiPhoneをベッドの上に投げつけ
泣き崩れた。

(嘘なんかじゃない・・夢なんかじゃない・・本当なんだ・・。
研究室に行きたくない。あの大学院に足を踏み入れたくない
理事長たちの顔なんてもう見たくもない)


ベッドの上で泣き崩れてそのままさくらは眠りに落ちてしまった。
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