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君に恋する物語
第4章 好きな所
ーこのはが落ち込んでる時のある日の会話ー

啓介「どうした?」
このは「なんか色々な自身とかを落としてきまして…」

啓介「どこに?拾ってくるわ」
このは「伊織ちゃんも素敵だし…ユキさんも素敵だし…こんなんじゃ私…」

啓介「私?」
このは「啓介さんの、お嫁さんの自身とかが…なくなって…」

啓介「なくならったら俺が困るし。すぐに拾ってきたわ。このはの素敵な所。このはは俺の嫁だし奥さんだし、妻だし、最後の愛する人だし、最高の女だし、美人だし、可愛いし、細くていっぱい食べないとだし細くても太くても可愛いし、髪とかもいい匂いするし、体は勿論、俺の好みだし、しまりとか…」
このは「啓介さん!!」

啓介「なに?まだ途中だから俺に対するこのはの気持ちに遮るのは失礼だよ?」
このは「私が?失礼してしまったのですか?」

啓介「うん…ムキになって怒るのも可愛いけど俺が今、話してるから」
このは「…ごめんなさい」

啓介「わかればいいよ。…じゃあ、続き言うから。」
このは「…」

啓介「まぁ、俺がさっき言ったのは当たり前のこのはの可愛さで?俺しか知っているこのはの可愛さの百分の1位しかないけど、俺しか知ってないから教えたくないけど…どうしても?どうしても…教えて欲しいなら…教えてあげてもいい」
このは「…啓介さんが教えてくれる私の良い所は?」

啓介「言うけど、恥ずかしがったら襲うな」
このは「!!!」

啓介「じゃあ言いま〜す。この間、風が吹いて前髪くしゃくしゃになって照れた所。オムライス食べてケチャップが口について中々とれなかった所。いきなりキスして、真っ赤になった所。乳首舐めて悶絶な声、聞かせてくれた所。クリ…舐めていっちゃた可愛い…」
このは「その良い所じゃない!」

啓介「…どの良い所の話してんの?」
このは「啓介さんこそ…」
啓介「気がそれた?」

笑う啓介さんに腹が立つ

このは「…好きなんですけど」
啓介「俺も好きだけど?」

このは「愛してますけど…」
啓介「俺も愛してますけど?」
なんか…私の悩みなんて小さく感じてしまいます。

啓介さんには敵いません。

このは「すき…」
小さな小さな声。

啓介さんの耳は地獄耳ですね。
私を抱きしめてくれるんですから…

旦那様にはどうしったって敵いません。
私の小さな声の返事に
愛してる
そう、言ってくれるのですから…
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