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第13章 大輔さんの転勤ーフィナーレー

「ここが新しい社長室だよ」
この間、名古屋の支社に初めて行った。
「うわぁ、広い！」
「眺めも良いよ。夜景は見たことないけどキレイだと思う」
「これが名古屋…」

「こっちがシャワールームで、ここがベッド。名古屋で初エッチする？」
「しない！大輔さんのエッチ」
「冗談だよ」
大輔さんが私の頭をポンポンする。

私は大輔さんの手を自分の頬に当てる。
「聖？」
「大輔さんの手、優しくて、温かい」
「2人で幸せになろう」
「うん」
2人の唇が自然に重なった。


名古屋観光してから翌日東京に戻ったんだ。
プチ新婚旅行？
楽しかったな。
泊まったホテルではもちろんエッチな大輔さんにいっぱい襲われて激しいけど甘い1晩だったな。


名古屋旅行から1週間後。
「聖、今日はオレの行きたいところ付き合ってくれる？」
「どこへ行くの？」
「来れば分かるよ」
私達は最初の目的地へ向かう。

「望月様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
キレイな女性が対応してくれる。
ここはジュエリーショップ？
「聖、結婚指輪どれにする？」
「結婚指輪！？」
「お決まりになったらお呼び下さい」
店員さんは頭を下げて、その場を離れる。