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第13章 大輔さんの転勤ーフィナーレー

「いやなのに聖のここは何でこんなに濡れてるの？」
大輔さんのいじわるな質問。
「………」
顔を逸らす私。
「答えられないならもっといじめちゃおう」
グチュグチュと私の中を激しく掻き回す大輔さんの指。
「あっ！あっ！やっ！あぁっ!!で、出ちゃう!!!」
潮を吹いてしまった私。
「大輔さんのばかぁー!!!」
浴槽のお湯を自分の体に1杯掛けてからお風呂場を出る。

「聖…？」
「………」
「聖…さん？」
「………」
「ごめん！悪かった！今日から聖とずっと一緒にいられると思ったらつい…って言い訳だよな」
「お風呂、中途半端だったから入り直してくる」
「う、うん…」


「あー！私のバカバカ!!何で大輔さんにあんな態度取っちゃったのー!!」
お風呂に戻ると1人で叫ぶ私。
大輔さんきっと落ち込んでるよね。
新婚で浮かれてるのは私も一緒なのに…。

謝ろう。
新婚初日からこんなんじゃイヤ。
こんなの私が望む新婚生活じゃない。
お風呂から上がり脱衣所で着替えてから大輔さんのいるリビングに向かう。

「大輔さん…」
テレビを観てる大輔さんの後ろ姿に声をかける。
「聖…」
大輔さんはテレビを消し、私の方を見て立ち上がる。