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第14章 オマケのページ

大輔さんが出て行ってから15分。
息を切らしながら帰ってきた。
「聖…、ちょっと、これ…試してみて」
大輔さんが差し出してきたのは妊娠検査薬。
「う、うん」
本当に妊娠なのかな？
ドキドキしながらトイレで試すと…。

「えぇー！？」
「聖、どうだった？」
「大輔さん！陽性だよ！ほら」
検査薬を見せる。
「本当だ…」
「私達、パパとママになるんだ…」
「明日、病院行こう」
「うん！」


「おめでとうございます。おめでたです」
翌日、婦人科へやってきた私達。
検査の結果、妊娠だって！
「今、10週くらいですね。母子手帳受け取ることできるので、早めに市役所行ってください」
「はい！」


「ここに私達の赤ちゃんがいるんだ。まだ全然そんな感じしないね。お腹が出てないからかな？」
私はお腹に手を当てる。
「時間が経つに連れてだんだん体も気持ちも変化していくよ」
大輔さんの手が重なる。
「赤ちゃんって最初、あんなに小さいんだね」
「うん、赤ちゃんの生命力ってすごい」
「男の子かな？女の子かな？ワクワクするね。早く会いたいな」