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僕の彩芽
第11章 十一

「ポチ、自分で脱がないなら俺が脱がしてやる。来い」

「うぅ……」

 無念……。もう諦めるしかないの?

此方へ近付いてくる秋人さんを見て、絶望的になりながら唇を噛み締めた。……ローター地獄、決定か……。

「……自分で脱ぎます」

 涙目になりながら、パジャマの一番上のボタンに両手を伸ばす。

 心の中は濁った色。色んな絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜたみたいに、染み付いている。

 秋人さんから500万で買われた時から、私の人生に希望は無かったんだよ。

 人として、終わった。

「ポチ?泣いてるのか?」

 自分が泣いている事に、秋人さんの声で初めて気付いた。

「あ、あれ?何で……私泣いてますぅぅぅ!」

 やっぱり泣く程、ローター責めが嫌なんだ!我慢の限界なんだ!

 でも泣いたって、秋人さんがやめてくれるわけもない……。

「脱ぎますよ!泣いてすいませんね!ちゃんと脱ぎますからね!」

 そのまま両手で濡れた頬を拭き、パジャマのボタンを外し始める。その手を秋人さんから掴まれると、ビクッと反応した。

「何ですか……?」

「いや……ポチが泣くから……俺も悲しくなってきた」

「えっ?!」

 今何て言った?!秋人さんが悲しくなる?!冷酷で無情な秋人さんが?!嘘だろ……。

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