パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 十二

　……まただ。また秋人さんにくっつきたくなる……。

「素直に言え。じゃないと止めるぞ？」

　耳元で脅され、耳朶をあむっと食まれる。恥ずかしさで頭がおかしくなりそうだった。

「う……あっ……」

「やめて良いのか？」

「……だ、ダメです……もっと……」

　首にすがり付いたまま、気付けば懇願していた。そんな私を意地悪に笑い、秋人さんは再び耳孔を舐め始める。

　淫らな水音を立てながら、熱い吐息を耳に向かって吐く。

「あっ……っ、あ……」

　意識をぼんやりさせながら、私は喘いだ。