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僕の彩芽
第14章 十四

 ああ、もう、本当に幸せ~。秋人さんといるのが、こんなに心地良いなんて……。

「秋人さん、もっと頭撫でてください」

「ああ……」

 後ろから抱き付いたまま頼むと、秋人さんがまた頭を撫でてくれる。それにふにゃりと頬を緩ませていると、真剣な秋人さんの声が降ってきた。

「彩芽、顔を上げろ」

「っ……」

 その通りにすると、また唇へ口付けられる。今度は軽いものではなく、濃厚な口付け。口の中へ舌を入れられると、私はビクンと反応した。

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