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第14章 十四

「あいつもさくらと喧嘩別れして、良くうちに来るようになったな。もしかして彩芽の事を狙ってんじゃ……」

　ぶつぶつと独り言を言う。

　いや、寧ろ、秋人さんを狙っているんだと思います。そうは言えずに、恐る恐る私は話した。

「あ、秋人さん、早く、動いて……」

「……」

「秋人さん……？」

　どうして無言なの？もう、焦れった過ぎるよ……。秋人さんのが中に入ったまま。我慢出来ない……。

「……んっ。……あっ……はぁん……」

　私は自分から腰を振り、抽送を開始する。同時にぱちゅぱちゅといやらしい蜜音が響き始める。

「……あっ！あっ！あぁっ！」

　次第と激しく腰を動かすと、意地悪な声が後ろから聞こえてきた。

「そんなに待てなかったか？」

「……あっ……はぁん……あっ。……あっ。」

「可愛い、彩芽」

　後ろからうなじに口付けられると、襲ってくる快感と一緒に鼓動が高鳴った。