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僕の彩芽
第9章 九

「ポチ、俺はもう仕事に行かないといけない。蝶子が来たら断れるな?」

「はい……」

「分かってるよな?万が一また働けば、どうなるか……」

「分かっております……!」

 秋人さんから睨み付けられて、私の頭にはこの間の車内での事がフラッシュバックする。スカートと下着を脱がされて、一人でやらされた黒歴史。もう二度とあんなことはしたくない……。

「秋人さん、早く行かないと、仕事遅れますよ!」

「まだ大丈夫だ。……本当はポチも連れて行きたいけどな」

 唐突に秋人さんから抱き締められる。

「無理ですよ!」

「分かってる。だからこうして別れを惜しんでんだろうが」

「別れを惜しむって……」

 ……変だよ。やっぱり変だよ。秋人さん。私なんかに、こんな態度取って。

「ちゃんとご飯食べれるか?」

「食べれます……」

「夜トイレ行けるか?」

「行けます……子供じゃないんだから……」

 秋人さんから頭に頬擦りされて、げんなりした。

「ポチ、行ってらっしゃいのチューは?」

「チュ……?!げほ!ごほ!」

 ホント、何言ってだ、この人!仕事のし過ぎで疲れてるのかな……。

「秋人さん、大丈夫ですか?ちゃんと休まないとダメですよ」

「ポチ……優しいな……俺を心配してくれてるのか?」

 繰り返し額へ何度も口付けられると、焦り出す。

「いえ、あの……」

「ポチ、今度の連休旅行に行くか?」

「えっ、旅行ですか?!」

「温泉に行こう」

 温泉……。行きたい。けど、秋人さんと二人きり……?



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