この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
くすくす姫の誕生日(くすくす姫後日談・その4)
第3章 初めての夜ば…もとい、「お誕生日」の贈り物

「…夜這いって、難しいわね。これを最初で最後にするわ。」
寝台に向かって運ばれながら、サクナの首に抱きついた姫は、ふうっと溜息を吐きました。

「別に、最後にしねぇでも良いぞ?…それか、今度は俺が夜這うか。」
ぼやいている姫の髪に口づけて、サクナはにやっと笑いました。

「考えてみりゃ、今しか出来ねぇ事だしな。」
「どうして?」
寝台に姫を下ろした婚約者は、姫の鼻先に口づけました。

「毎日一緒に同じ寝室で寝るようになったら、夜這いもクソも無ぇだろ。」
「…うんっ。」
はにかみながら微笑んだ姫は、恋人に向かって両手を一杯に伸ばし自分の方に引寄せて、ぎゅうっと強く抱き締めました。


こうしてスグリ姫は、恋人と迎える初めての誕生日の贈り物を、誰からよりも一番早く、受け取ることができました。
そして、初めての夜這いの目的も、残らず全て、充分叶えられたのでありました。
/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ