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流されカノジョ
第1章 入社式から1週間



ホテルの会場を使った入社式に彩は緊張していた。

プロジェクターを使った企業説明や社長の挨拶、入社辞令書授与、一通りの流れが終わった後の懇親パーティではたくさんの人に挨拶をして、ようやっと食事にありつけた。

立食形式の会場で様々な部署の人たちと話をしていたが、このテーブルについてからかれこれ20分は経過していた。


「川合さんって新卒?」

「はい、○○大学でした!」

「へ〜そうなんだ、営業の石山くんと同じだね
ちょっと紹介するね!待ってて!」

上司になるであろう事務の先輩、杉原理香子が連れてきたのは背の高いカチッと決めた黒髪に眼鏡が似合うイケメン、に属される営業の石山渉だった。

「ほんとーに20歳過ぎてる?」

「す、すぎてます…!」

お酒の入った石山は彩を見て第一声が「ちっちゃいけど高校生じゃないよね?」だった。

その後も頭を撫でられては「川合だけあってかわいいね〜」「杉原になんかされたら俺のとこにおいで!営業に異動だすから」等と彩のそばから離れなかったのだ。

周りには経理部長と秘書課の綺麗な先輩がいるにも関わらず調子のいい石山の発言はやむことがなかった。

それは石山が営業成績が良いことで会社の利益を膨大に産んでいることを暗に示していた。

「ちょっと石山!他の人にも紹介するから川合さんを解放しなさいよ!」

痺れを切らした杉原が強引に彩を連れ出しその場は終わった。
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