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愛しき俺の半身
第5章 母親



クリスマスも星桜と過ごす。

冬休みは毎日のように星桜と裸でベッドに居た。


「星耶ぁ…くすぐったい!」

「そういう可愛い顔したら、また立って来る。」

「さっき出したのに?」

「星桜だって2回イッたくせに…。」


繋がりたくてお互いを求める回数が増えている。

早く、2人だけの世界を作りたい。

その気持ちに焦る毎日…。

正月も卒業式の夜も星桜と抱き合う日々が続いた。




春になり星桜は短大に入学をし、俺は工業大学に入学をした。

大学じゃクラスが違うのに怜太が昼飯の度に俺のところへとやって来る。


「うちのクラスの女子がさ、俺に携帯を教えてくれって言うから期待を込めて教えたんだよ。」


怜太がパンを齧りながら、ふてくされた顔で言う。


「それは、おめでとう…。」


とりあえず儀礼を言ってみる。


「それが全然めでたくねぇの!その夜に来たメールがさ『建築科の藤沢君って彼女いるの?』だぞ!」


牛乳の紙パックを握りつぶす怜太。


「それで?」

「任せておけ、藤沢はシスコンの変態だと答えてある。」

「お前な!」

「お兄ちゃん、怒らないで…。」


そんな風に高校の時とあまり変わらない相変わらずの大学生活。

講義が終われば星桜の為にロードバイクを飛ばして真っ直ぐに家に帰る毎日…。

最近、星桜がグッタリとしている日が多い。

短大の生活に馴染めないからだ。

杏果も同じ大学だが、専攻が違うからクラスが違う分、前のように星桜の面倒が見てやれない。

モタモタとしている星桜は講義の席に座れずに隅っこで講義がまともに聞こえず見えずという状況が続いているらしい。

俺は4年だが星桜は2年だけだからと慰めてはいるが星桜は小さく頷くだけで怯えた顔を俺に向けるだけだった。



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