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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第5章 雨粒
「じゃあ、点滴終わるまでソファーに掛けて待っててもらえますか?
その間に食事の支度しますから。」
「はい…」
こうして彼女を座らせて、キッチンに入る。下ごしらえをしてあるから、さほど時間はかからない。
「すみません、篠宮さん。何から何まで…」
「少し良くなったら、手伝っていただきますし、木田さんにも作っていただきますから…」
「はい、早く治しますね。
それと、篠宮さん、どこで寝ているんですか?
きちんと寝てないんじゃないですか?」
「ああ、昨夜は雨が降り始めて、つい雨粒ちゃんに夢中になって、そのまま寝てしまったようで、
そのソファーがベッドになるので、きちんと眠れますよ。」