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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第5章 雨粒
「木田さん、お昼ご飯にしましょうか。」
万年寝不足気味だからか、眠れそうにないと思っていても、たっぷり寝てしまう。
食事の準備の手伝いくらいしようと思っていたのに…
「今日は鯛のお茶漬けですよ。それに卵焼きとほうれん草のお浸し。
鯛は焼いてほぐし身にしました。」
「わぁ、本当に毎回毎回凄いです。食べて寝てで太ってしまいそう。」
「木田さんは少し太ったほうがいいくらいですよ。」
「はい、いただきます。」
胡麻と刻んだ三つ葉が散らされていて見た目も美しい。
「篠宮さん、料理人にもなれそうですね。美味しいです。」
出汁を取ってお茶漬けを作るなんて本当にプロみたいだ。