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第5章 雨粒

食事の間に私の仕事の話になったが、記者の原稿の手直しをするだけだと説明した。

｢でも、誤字脱字のチェックだけでなく、文章の構成なども考えるんでしょう？
ならば、僕の拙い文章もチェックしてもらえるかな…｣

｢そんな、篠宮さんの作品楽しそうでしたよ。
でも、子供向けなら絵本にしたらいいのにと思いました。｣

｢あ、寝室に原稿置きっぱなしだった。｣

｢ごめんなさい、勝手に読んじゃいました。｣

｢いや、見てもらうのは構わないんですよ。
まだ、趣味でボチボチ書いているだけだから、サイトの中で載せているだけなので、絵はつけられないです。｣