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痴漢野郎 スペシャル
第7章 ふろく
とは言え、彼女は、表面的には「拒まねば」と思っていたらしく、両手を使って、必死に俺たちの手に抵抗していたのだった。もはや、自分のカバンを持っているどころではないのである。カバンを放して、それぞれの手で、まごつきつつ、俺たちの手をなんとか押し返したり、自分の服を押さえようとしていたのだった。
そして、彼女の放したカバンは、ちょうど、彼女のスカートと俺の友人のデニムの間に挟まっていた。皮肉にも、彼女のスカートがめくれている辺りを人目から隠す、格好の壁になってくれたのである。
彼女は、小心ゆえに助けを呼べない状態で、懸命に、一人で俺たちに抗っていたが、なにぶん、一人対三人では分が悪すぎた。いくら両手をフル活用していても、三人分の手は防御しきれなかったのだ。
そして、彼女の放したカバンは、ちょうど、彼女のスカートと俺の友人のデニムの間に挟まっていた。皮肉にも、彼女のスカートがめくれている辺りを人目から隠す、格好の壁になってくれたのである。
彼女は、小心ゆえに助けを呼べない状態で、懸命に、一人で俺たちに抗っていたが、なにぶん、一人対三人では分が悪すぎた。いくら両手をフル活用していても、三人分の手は防御しきれなかったのだ。