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第7章 ふろく

　彼女が、スカートの中へ忍び込もうとする手を防ごうとして、両手でスカートを広範囲に押さえると、胸の方が手薄になってしまうので、別の手がブラジャーへと迫ってくる。一人の手がブラジャーの内側に入り込んで、彼女の固くなった乳首をヒョイとつまみ、コリコリと指の先でいじったかと思えば、違う男の手は、彼女のもう一つの乳房を標的にして、制服越しにギュッと強く鷲掴みにした。
　そこで、彼女が、オッパイを優先して守ろうとして、片腕を胸部の上に押し当てていると、今度は下半身の方の守りが甘くなってしまい、スカートを思いっきりめくり上げられ、脱げかけのパンティや素足をイヤラしく撫で回されてしまったのである。触られまくる彼女の両足は、激しい動揺から踏ん張りがきかなくなっていたのか、少し強く手を押し当てただけでも、ガクガクと揺れてしまった。
　この両面攻撃には、彼女も、もはや全身をガードしきれず、敏感な部分を触られてしまうたびに、身悶えして、真っ赤な顔で、相変わらずの愛想笑いを浮かべつつ、時には「ひゃはっ」と言う、引きつった小声さえも漏らしていたのだった。そんな彼女の散々な有様は、哀れと言うよりも、滑稽ですらあったのだ。