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痴漢野郎 スペシャル
第4章 辱められた成人式
きっと、彼女のピンク色のパンティにも、
ど真ん中に赤い円の染みができてしまった事であろう。

ひょっとすると、彼女の振袖の股間部にも血がついちゃったかもしれない。

彼女は、振袖を脱いで、片付ける時、こんな場所が血で汚れている事を、
親たちにどう説明するつもりなのであろうか。

痴漢されて処女を喪失してしまったなどとだけは、
絶対に言えっこないはずであった。

好きな男の子に、成人の日に処女を捧げたと言うのなら、
ロマンチックな話だとも言えるだろう。

それなのに、この子ときたら、
全く望んでもいなかったのに、
痴漢なんかの手で、貞操を奪われてしまったのである。

しかも、生まれた時からずっと大切にしてきた、
本当に真っさらなキレイな処女膜だったのに。

成人の日の今日から、いきなり、性器も一人前にされてしまったのだ。

恐らくは、一生忘れられない成人式になったに違いあるまい。

当の本人は、あまりにショックだったのか、
破瓜したあとも、しばらくは茫然自失の状態が続いていたようで、

乱れていた振袖の裾も、よれていたパンティも直そうとはせず、
電車の通路に、ただボーッとつっ立っていたのだった。

それも、だらしなくガニ股に開いた足を、ピクピクと痙攣させて。


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