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痴漢野郎 スペシャル
第6章 悪夢のエレベーター
彼女は、やや狼狽したらしく、目だけをキョロキョロさせた。

そして、彼女と俺たちだけを乗せて、エレベーターのドアは閉まった。
エレベーターはゆっくりと上昇を始めたのである。

同時に、俺たちもすぐ行動に乗り出したのだった。

俺たちの一人が、さっそく、彼女のブレザーの裾をめくって、
スカートのお尻の付近を触りだしたのだ。

彼女は、うろたえながら、身をよじらせ、モジモジした。

しかし、明らかに体を触られていたにも関わらず、
彼女は、お尻に当たっている相手の手を少しだけどかそうとするのみで、
それ以上は俺たちを撥ねつけようとはしなかったのだった。

何もかもが昔のままなのだ。

彼女の事を俺が痴漢し始めてから、もう7、8年以上が経つ。
まだ彼女が女子高生だった頃からの付き合いだ。

ここ数年ほど、会う事のないブランクの期間もあった訳なのだが、
彼女が就職して働き始めた今となっても、
以前とまるで変わらず、彼女の体を自由に触っても大丈夫みたいなのである。

気が弱くて、おとなしい彼女は、
いくら痴漢されても、泣き寝入りするだけで、俺たちのされるがままだったのだ。

そうと分かれば、俺たちも、すぐに大胆になっていったのだった。
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