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痴漢野郎 スペシャル
第6章 悪夢のエレベーター
その時、エレベーターがチンと音を立てて、停止した。

彼女の部屋がある階についたのである。

エレベーターのドアが開くと、
顔を真っ赤にした彼女は、夢中で、エレベーターの外へと駆け出した。

おっぱいも性毛も露出したままだったと言うのにだ。

幸い、彼女の部屋は、エレベーターの目の前にあったようである。

一目散に自分の部屋の前まで走り切った彼女は、
部外者に見られてしまう前に、
部屋のドアを開き、素早く、その中に姿を消してしまったのだった。

この階は六階である。

俺たちが彼女に痴漢を働いたのは、実際には、ほんの僅かな時間だった。

しかし、被害者側の彼女にとっては、
この淫靡なひと時は、きっと、何十分にも感じていたに違いあるまい。

そして、俺たちは、これだけで終わりにするつもりではなかったのである。


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