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第7章 ふろく

　それから、彼女は、すぐに、商品の下着を外し始めた。最初に、ブラを取ってしまう。さっきと同じ手順で、自前のブラにつけ直すのである。
　続いて、立ったまま、パンティも脱ぐと、あの自分のパンティに履き変えたのだった。パンティを取り替える時の彼女の下半身は、全くの無警戒で、何もかもが見えちゃっているのである。
　パンティも身につけた彼女は、今度は、水玉のブラウスを羽織り、もくもくと前ボタンをはめていった。
　お次は、パンストを手に取り、それを、丁寧に、両足に被せていくのだった。パンストは、しまいに、あのパンティも包み込んでしまったのである。こうして、パンスト姿に戻ってしまうと、どんなパンティを履いていたのかも、ほとんど分からなくなってしまうのだった。
　最後に、ジャンパースカートもつけ終えた彼女は、試着室の中に座り込み、ブラシで髪をとかし始めた。その際に、また彼女は、「あれ？」と呟いた。独り言をぼやく癖があったのかもしれない。
　かくて、試着を終えた彼女は、すまして、試着室から出てきたのだった。
　可愛らしいジャンパースカート姿に戻った彼女は、どんな自前パンティを履いているかと言う事も、試着室の中で、いかに、健康な肉体をたっぷり晒していたのかも、誰にも気付かれていないと思っているのだ。