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痴漢野郎 スペシャル
第1章 淫らな通学電車
彼女は、体を痙攣させながら、
崩れるように、床の上にと座り込んだ。

「どうしたの?具合でも悪いの?あとで保健室に行ったら?」

俺は、彼女の事を無理やり立たせて、
他人事のように、そう声をかけた。

彼女は、今の快感が強すぎたのか、ボッとした表情をしていた。

この子ときたら、通学途中の電車の中で、
人生初のエクスタシーを体験しちゃったのである。

はじめてイっちゃったのが、痴漢によってだなんて、
平凡な女の子にしてみれば、みっともなくて、
とても人には言えない話なのだ。

今日は、このあと、授業にも身が入らなかったに違いあるまい。

「いやあ、良かったよ。また会おうな」

俺は、だめ押しの一言を彼女にささやきながら、
彼女のアゴをぐいと持ち上げると、その顔を優しく撫でてやった。

彼女は、半泣きの困った表情をしていたが、
でも、何も言いはしなかったのだった。

このあと、俺はすぐに、この場から立ち去った。

俺と彼女の関係は、この時から始まったのである。


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