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ミナムブラザーズ
第1章 序章1 恭太郎という従兄
おぼろげに覚えてる記憶。
キスし合う僕ら。
濃厚に舌を絡め合い。
体をまさぐりあって。
お互いの肌の質感を感じ合い。
そして、最後までいってしまった。
2年も前だが、ふと触れた指先からびびっと何かを感じてしまった。
部屋に向かうエレベーターにのって益々気不味い雰囲気になった。
すると恭太郎さんが「なあ、ジフン」と僕を見詰めてきた。
「えっ?」唐突な呼び掛けに狼狽える僕に恭太郎さんは右手で僕の頬を捕らえてキスをしてきた。