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第7章 ひとつに…

琴音の瞳に大粒の涙が溜まっているのが見えた。
「それ以上は言うな琴音…」
「うん…ありがとう…」
琴音は自分で涙を拭いた。
「俺は別に怒ってないぞ…志保は可愛いし好きだ。…でもなんか琴音と志保がレズっていても…なんかイヤじゃなかった…俺は変な事を言っているかな？」
「そんな事ないよ」琴音は寄り添い手を添えた。
今まで難しい顔をしていた志保が口を開いた。
「だからさ〜お兄ちゃんが男の人とエッチしちゃえばいいんだよ！」
「即刻！却下！」
志保のアホ妄想が始まった。
何気に琴音は赤面して昇天しかかっている。またＳＡＮ値が著しく下がっている。
「アホな志保は置いておいて…この事は何でもないから気にするな。」