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柊屋敷の嫁御様(くすくす姫後日談・その5)
第13章 柊屋敷の嫁御様
「ほかのひとっ…ほかのっ」
「おい!例え話だぞ、泣くな!落ち着け」
「…う…サクナは私のなのにぃ…」
「ああそうだ、お前んだ。さっきのは例え話だ、そんな事ぁしねぇよ」
「…しない…?」
「ああ、しねぇ」
「他のひとに、触らない?」
「触らねぇよ」
「…他のひとに、入れない?」
「触んねぇのに入れられる訳無ぇだろうが」
「…私には触らないで入れたぁ…」
「あー…」
サクナは姫に言われて、そんな事も有ったなと思い出しました。
触れられるとくすぐったがる呪いが掛かっていた姫の素肌に手で触れたのは、姫の中に入った後でした。
今ではヤりたい放題ですが、あれはあれで至極良かった等と思い出して居ると、姫が鼻をくすんと言わせて擦り付いて来ました。

「あんな面倒臭ぇ事、お前以外にしねぇよ。お前が悲しむ事なんざする訳無ぇだろ」
「…今、もう悲しい…馬鹿ぁ…」
「そんなに嫌か」
「やだっ。考えるだけでも、嫌っ」
「じゃあ、お前に他の男が寄って来るよりゃ自分でヤッてくれてる方がマシだって俺の気持ちも、分かるよな?」
「え?…あ!」
サクナは目を見開いた姫に、溜息を吐きました。
「やっと分かったか…」
「うん。そっか…そうね…」
まだ睫毛に残っている涙を目隠ししていた布で拭いてやりながら、サクナは姫をあやすように話しかけました。

「自分でイくのも、気持ち良かっただろ?」
「…ん」
「自分で上手にイケた後で俺とヤったのも、凄ぇ気持ち良かっただろ?」
「…うん…」
「それで良いだろ。どっちも気持ち良くても別に誰も困らねぇし、俺は三倍美味しいぞ」
「三倍?」
二人で二倍じゃないの、と姫は思いましたが、サクナにとっては三倍でした。
離れている間に無意識に色気を振り撒く可能性を減らせる上に、姫は自分で自分を開発した成果をサクナに得々と披露して来そうです。
普段は特別色っぽくも無く、式典等では清楚な雰囲気さえ漂わせる姫が、サクナを思って独りで自分を慰めている事を想像するのも、大変宜しい物でしょう。
姫にとってどうかは分かりませんが、サクナにとっては姫が自慰を憶える事は、少なく見積もっても一石三鳥と言えました。

「とにかく、恥ずかしくも無ぇし変態でも無え。俺が居ない時ヤりたくなったら、遠慮すんな。今日の事でも別ん時の事でも、思い出してオカズにしろ」
「おかず?」
姫に聞かれたサクナは、説明しました。
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