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イかせ屋…2
第6章 その男、王子様につき…



来る…漏れちゃう…出ちゃう!


「っんふ…んーっんっ!」


キスで限界を感じるのが好き…。

愛されてると一番感じる瞬間…。

おもらしをする中で昌さんが身震いをする。

お腹の中に熱いものが広がってく。

一緒に達した幸せ…。

この人と結婚します!

昌さんを抱きしめるようしがみついたまま彼の腕の中で眠る。

これだけ幸せなんだから、翌朝は幸せなままで目覚めたかった。

嫌な着信音がする。

目を開けると昌さんが私の前に携帯を出す。


「鳴ってるぞ。」


滅多に鳴らない私の携帯…。

鳴る時はろくな用事じゃないからうんざりとする。

誰よ…、朝っぱらから…。

着信歴を見る。

………。

出たくない。

そう思うと、携帯が留守電に変わったらしく着信音が止まる。


「出ないのか?」


昌さんが少し怪訝な顔をする。


「出ようとしたら切れちゃったの。」


微妙な言い訳をする。

やだなぁ…。

そう思うとまた着信音が鳴り出す。

しつこいなぁ…。

諦めて電話に出た。


『ちょっと、梓!最近はどうしてるの?』


甲高い声で一方的にマシンガンのように言って来る。

お母さん…。


「別に…、元気よ…。」


落ち着いたら昌さんの事を言わなくちゃ。

一応、それは考える。


『なら、いいのよ!それよりも、アンタ!今年はいつ帰って来れるのよ?』


今年はって去年は帰ってません…。

てか…、ここ2年は帰ってませんよ?

だって…。


『とにかくもう年末だし、アンタに大事な話があるから帰って来なさいよ!』

「大事な話?」

『そう、だから、いつ帰れるの?』

「まだ、わかんないわよ。」

『わからないはずないでしょ?とにかく帰って来なさい!』

「だから…、何の話?」

『いいから…、帰って来なさい!じゃあね。』


電話は一方的に切られた。

いつもいつもいつも…。

怒りが湧いて来る。

私の実家。

大嫌いな実家からの呼び出しに朝から不機嫌になる私だった。



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