この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
SSS
第1章 誓いのイースター・エッグ
凪は勝ち誇ったように口角を上げた
「でも、許さない」
「は……?」
美和は体を起こすと、まだ怒ったような瞳で凪を見つめた
「このくらいじゃ全然足りないよ」
「お前何言って……ンッ‼︎」
不意打ちだった
まさかここでキスされるとは。
しかも舌入り。
”これは……俺の負けかもな”
そう思いながらも凪は美和が下になるように体を反転させ、自分にキスしたことを後悔させるほど激しく彼女を責め立てた
「ん……んんっ」
「…ハァッ」
だが彼にも余裕がない
「…これで満足か?」
小さく息をついて唇を離すと、美和は大きく首を横に振った
「全然足りない」
「……!」
「これからまた会えなくなるのに、こんなんじゃ足りないよ……」
「……そうだな」
「私が凪に飽きるくらいしてくれなきゃ、帰さないから」
「分かった」
凪は愛おしそうに彼女の首に唇を落とす
「ンッ…」
美和に、彼のシルシがつけられた
「……でも、飽きられるのは、勘弁」
凪は最後に軽く笑うと、獣の眸になって美和を喰らっていった–––