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抱かれる日々
第11章 心の寂寥


"消えろ"




うるさい




"何故死なない"




顔を見せなさいよフェアじゃないわ






なぜ頭の中で声が聞こえるの?


あたしはどうかしているの?








ーコンコンー



ガチャっと扉が開いた






「やっぱ起きてた?」





「どうなさったんですか優輝様」






もう夜の1時だというのにこんな汚い部屋に来るなんて








「最近肌寒くなったし優美ちゃんもこんな部屋寒いでしょ」






「平気です」








寒さなんかに耐えれなければ毎日の仕打ちに耐えられるはずがない









「そんな事言わないで俺の今夜は俺の部屋で寝ない?」







「結構です」







「そんな事言わないでさ~」







「あたし庭へ行くんで失礼します」








部屋を出ようとするとバシッと腕を掴まれた








「あんまり俺の事敵にまわさない方がいいよ」








とても奇妙で残酷な目をしている


だけどあたしにはそんな事どうでもいい








「失礼します」


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