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第11章 心の寂寥

「俺の前では素顔見せて」





何で甘えた事言ってしまったの

あたしなんかがこんな事...






優輝様をバッと突き放す








「忘れてください..すいません」






「さっきの方が可愛いけどな」






「..可愛さなんて必要ないんです。休むんでおかえりください」







「やっぱ可愛いわ ｸｽｯ」









ーパタンー








何を取り乱しているの？


あんな事何も思わない感じない...






今日は何度見ても月が綺麗..







ーーー....







"優美将来...輝のお嫁さんになる！"





　　　　　"分かった！ 約束だよ？！"







ー指きりげんまん嘘ついたら

　　　　針千本のーますっ指きった♪ー






"悪魔の契約さ...ｸｽｽｽｯ"








"優美あぶないっ！！"





"きゃああ"







ガシャーンッッ












今の夢..小さい時のあたし？



でもそんな記憶覚えがない..






それと..あたしと男の子の声以外に..


悪魔の契約...？