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白紙
第2章 夜の街



でもそんな言葉を言われてもわたしは強かった。

今日、夜、この家を出て行く。


どうしてもっと早く出なかったのと大人は言うと思う。


お金も知識も経験もないわたし一人で
この家を飛びだせるのか、すごく怖かった。


缶ビールを飲む母を横目に 自分の部屋へ戻り
荷造りをはじめた。



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