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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第12章 滝本幸助


幸助said


桜が見える某ビルの5階・・・。

俺は足を組みだされたお茶を啜った・・・。

ガタンッ!!


荒っぽくドアが開きバタバタ人が走ってくる気配・・・。

「滝本さん、遅くなりましたッ!!お待たせしてしまってすいません!!」

背広を着た40代の男・・・飯岡さんが大きな封筒を抱えて俺の前に腰掛けた。

「お忙しそうで・・・(笑)」

俺が言うと飯岡さんは笑った・・・。

「(笑)最近忙しくて・・・あ!!でもこのお仕事は無事・・完了いたしました(笑)」

そう言って俺の前に持っていた封筒を差し出した。

・・・・・・。

俺がその封筒をじっと見つめ・・・飯岡さんの顔を見ると・・・。

「まぁ・・中をご確認ください・・(笑)ご説明はその後に・・・」

・・・・・。

黙ってその封筒を手に取って・・・。

中を覗いた。

ゴクっとつばを飲むと・・・

「・・・滝本さん、・・・見たらそれは現実を突き付けられることになります・・・しかし、今後の事を考えたらちゃんと受け止めた方が良いかと・・・」


・・・・・。

その言葉で大体わかる。

俺はため息をつき中身をテーブルに出した・・・。



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