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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第20章 理想の二人



私そんな事・・・。


全く考えてなかった・・・。


「でもー・・・横浜のマンションは俺名義で買ったから(笑)何かあったら取られちゃうだろうしもう売っちゃおうかなー・・・(笑)それか兄貴に上げるか(笑)」

上げるッ????


「上げるって・・・上げるって!!・・・あんないいとこあげちゃうのッ????」


だって・・・凄い高かったじゃんッ!!


龍君はまた笑って私の手を再び握った・・・。


「だってあそこは~・・美晴ちゃんに近づくための口実に過ぎなかったし???(笑)まぁ・・セカンドハウスでいっか(笑)」


・・・・・。


いつか・・・。


龍君の買い物の仕方を見た時・・・。


私は別世界の人だって感じたの・・・。


でも・・・。


貴方は今私と一緒に居る・・・。



「美晴ちゃん????」


雲の上の人だって思ってたの・・・。


今まで自分が・・・


キツキツの生活をしてた分・・・。


本当に信じられない・・・。


ぼーーーっと龍君を見てると・・・。


龍君は車を一回止めた・・・。


??????


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