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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第20章 理想の二人



龍君と湊君のマンションは江ノ島大橋のすぐ近く。


綺麗な新しいマンションだ。


マンションに着くと帰りに買った食材を一緒に冷蔵庫に入れて、龍君は電話を持ってテラスに・・・。


ちゃんと幸助と話さなきゃって言うのは分かってる。


昨日あんな風に逃げてきて幸助からは何度か電話があったけど出てない。



はぁ・・・。



気が重い。



でもー・・・。


ちゃんとしないと先には進めない。



ため息をつきダイニングの椅子に腰を掛けると・・・。



ピンポーン・・・。



?????



龍君は電話をしながらインターホンのカメラを見に・・・。



電話口を抑え・・・。



「宅配だ・・・(笑)美晴ちゃんの荷物かな・・・。」


あ・・・。



龍君はマイクをオンにし・・・



ロックを外し・・・。


「取りあえず来週伺います(笑)・・はい、・・また・・・。」



電話を切った。



私が龍君の顔を見ると・・・。



「祐一さん(笑)弁護士さんの件でね・・・」


・・・早ッ・・・・(笑)



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