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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第22章 外野


電話を切って直ぐにデスクの引き出しに入れてあった小さな金庫を取り出し・・・。

久しぶりにその中身を取り出した。

すると・・・。

「湊ッ!!龍なんだって?」

健二が走ってやって来た(笑)その後ろでは拓海が笑っている・・・(笑)

「銀座に来てるからって呼び出された(笑)ちょっと俺出てくるから報告書全部俺のPCに送っといて?」

そう言って紙袋に龍に言われた通帳とカードを入れ席を立つと・・。

「俺等も行く!!(笑)アイツ最近全然湘南に居なくなかった?」

健二が言うと拓海が後ろから・・・。

「湘南のマンションにアイツいないの?」

(笑)・・・。

「なんか今は湘南みたいだけど来るなって言われた(笑)」

俺がポケットに手を突っ込みエレベーターの方に向かうと二人もついてきて・・・。

「夏は海の家でバイトまたすんのかな?俺等も手伝いに駆り出されるんかなー(笑)」

2人は当たり前のように付いてきて一緒にエレベーターに乗り込んできた。

「優弥さんと慎吾さんの頼みじゃ断れねーしな(笑)」

2人がそんな話をしてる間俺は龍にライン・・・。

『今行く』


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