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写性 …SHASEI…
第3章 新居

まただ。また、お父様がビクッとした。

それが、性的な意味であり、それを互いが意識してするようになるのに時間はかからなかった。

お父様の部屋を抱っこされたまま見せてもらう。

大きなベッドと机だけの部屋。

「お父様のベッドに降ろして…」

お父様が身を屈めて私をそおっと降ろしてくれた。

巻き付けた手足は離さない。

お父様はじっと私を見ていた。

「お父様も一緒に寝て…」

少し困った顔をしたように見えたけど、

「こんなに甘えん坊だったんだね。」

また優しく笑い隣に横になってくれた。

嬉しい、甘えるということが、こんなに嬉しいとは思わなかった。

私は、お父様に抱き着いて、その温もりを感じているうちに、また寝てしまった。

次に目覚めた時、お父様が一緒に寝てくれていた。

ぎゅぅう…またしがみついてみる。

ぎゅぅう…

お父様も同じように返してくれたのが、嬉しかった。

「っは…っ…沙っ…

沙絵…本当に一緒に寝ちゃったよ。

絵を描いてる途中だったんだけどな。」

「絵を描いてるの?見たい。」

「よし、アトリエにいこう。沙絵、白い服は持っているかな?」


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